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小春亭

RPGのプレイレポートとか。最近はDX3考察が中心です。

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第八話「明日また会えるよね


○あれとかこれとかそれとかさあ


大きな話をやりたい。
という欲望から始まった一連の物語も、この回にて決着となります。

第七話終了時点で、概ね構想は出来ていたものの、やはり見直さねばならない部分はあるわけで。
今回はその手直し部分と、何より結末へ至るまで語り手の感想などをつらつらと書いていきます。

○別に百合好きってわけじゃねえんですけど

第八話はタイトルを先ず決めました。
というより、これしかない!という閃きが先に立った、というべきでしょうか。

前回、髪長姫の過去を語るシーンを行ったわけですが。
元々こはるのシナリオは、見ていただければわかるとおり、セリフをあまりまとめてません。
勿論、どうしても外せないセリフなどは書き溜めておきますが、基本は物語をすすめながらのアドリブを中心に回しています。

それがどうしたと言いますと、
演じながら、思っても見なかったセリフがポンポン飛び出てくることがある、ということなんですね。
よく言う、漫画を描いてるとキャラクターが勝手にしゃべり出す現象です。
そして前回のシーンを進めていく中で、語り手は婀娜花姫を演じていたわけですが。

まあ、勝手にしゃべることしゃべること。

結局何がいいたいかと申しますれば、
婀娜花姫を演じながら、婀娜花姫というキャラクター、そして髪長姫との絡み。
これらが、どんどん好きになっていったという話です。

まあ妄想がひた走るのなんの。
そうして今回のシナリオタイトルは、早々に決定したわけです。

○今だから言うんですけど

でまあ、ここでもう一回、前回のシナリオに目を通していただけるとわかるんですが。
過去編の演出を見て、何か気付きますか?
…。
はい、婀娜花姫が封印されるシーン、何も書いてないんですね。

まさか?はい、そのまさか。
あのへん、全~部アドリブですw

もう一つ全体見てもらいましょう。

ミカドがクロちゃんを連れこんだ場所。
婀娜花姫の像が立つ祠。

これも書いてませんね。

脳みそフル回転の結果です。

…。

婀娜花姫と髪長姫の離別については、当初、髪長姫が狂った婀娜花姫を打ち滅ぼした、という設定でした。
そしてそのシーンは、プレイヤーが参加しない、いわゆるマスターシーンを利用したモノローグ的に語る予定だったのです。

しかしながら過去編を進めていくに、
髪長姫が、そしてPCのみんなが、婀娜花姫を拒絶しなかったという選択
そしてアドリブで生まれた、婀娜花姫が封印された痕跡等
いろいろ辻褄合わせながら、またプレイヤーの意識を向けるイミもあり、あのような演出になったわけです。


そうして封印された婀娜花姫の手に残されたのは、忌まわしき赤メノウ。

○気に入ったらどうなったかってえと

この赤メノウ。
「婀娜花姫の髪長姫を想う気持ちが石となったもの」という解説を行いましたが、これも第八話のシナリオを書く段階で決定した内容です。


元々の想定は「ある古い悪霊の破壊意識が宿った石」だったんですよね。
それによって婀娜花姫は、望まぬ破壊行動を取ることとなり、そして髪長姫に牙剥いた、という流れだったんです。

つまり、婀娜花姫が狂った理由というのが、髪長姫を変化たちの輪の中に加えるために、青鬼の役目を担った、という設定も後付です。
この辺も、当初想定していた部分から変わった部分ですね。
もうちょっと、悪役めいた部分が多かったんですよ、婀娜花姫…というか、大ボスの設定は。

ただまあ、髪長姫との絡みが妙に気に入っちゃったこともあり、割と「婀娜花姫」という単体のキャラクターを構成する、偽悪的な設定に摩り替わっていったんですよね。
我ながら、とても自分の好みのキャラクターになったなあとか、しみじみと思います。

因みに悪霊の設定については、深く考えてませんでしたが、
復活した婀娜花姫から黒いもやのようなものが染み出てきて…そして真実⇒対決、という流れを考えておりました。
そしてその悪霊を巡って、深鈴を土地神にする試練を…とかそんなことをおぼろげに考えていたわけですよっと。


○そんなこんなで

そうやって、摩り替わっていった設定やらを、前回・前々回との矛盾が無いように辻褄あわせをしていき、シナリオをまとめていきまして。

対決を見据えて、婀娜花姫の能力を決定し、
メインストーリー(演出すべきシーン)を取りまとめ、シナリオは完成に向いました。

もう設定の後回しは出来ません。撤回も出来ません。
あとは野と成れ山と成れー。


○そして思い返します

そして完結。
この回については、反省することは殆ど無かったと自負しています。

演じるべきシーン、演出、プレイ時間、そしてネタ晴らしに至るまで、想定どおりに動いたといっていいでしょう。

この回を語るべきシーンとしては、2つ。


1つはナナシが「かぜのたより」を使った、赤ん坊の正体を尋ねたシーン。
これは語り手としては、理想的なタイミングでした。
そう、正にこの場面で知って欲しかった!という見事な瞬間。
流石ですようっちー。

もう1つは、婀娜花姫を「びっくり」させたシーンですね。
きちんと扉から入れ!と言われて素直に扉から入りなおした婀娜花姫。
ここで全員を「いかく」する予定だったのは、結果を見てのとおりですが、それを見事に押し返した、クロちゃんの「いかく」。
全3回に及ぶ長い物語だったが故に蓄積された「想い」の数が、見事に花咲いた一瞬でした。


とても楽しく、綺麗にエンディングを迎えることが出来、プレイヤー諸氏には、本気で感謝をしております。

思い返せばいろいろ印象深いシーンの多い物語。
・リュウを餅で迎撃し、しまいにはキーアイテムである赤メノウを破壊してくれたセッカ
・狙いすましたように一人だけ赤メノウに触れて一人で髪長姫の元へ先走ったミカド
・過去編に至り、皆を積極的にひっぱってくれたマルタ

皆様のロールプレイのおかげです。
本当にありがとう!

…なんぞと書くと、最終回みたいですね。
残念ながら、もうちょっとだけ続くんじゃ。


○…まあ、ホント、今だから

ええ、ホント。
これだけ綺麗に終わったシナリオなんですけどね。

たった一点だけ。
拭いきれなかった裏話があります。
つーか、すべてが終わった後に、語り手も気付いたんで、もうどうしようもなかったってのが事実なんですが。


まあ。
ちょっとアレな内容なんで、思い出を綺麗なままにしておきたいって方は、読まないほうがいいかもしれませんw


と、ちょっと脅し的な文句を入れておきまして。


最終回、そして現在に至るまで、誰からもツッコミを受けなかったので、敢えてスルーをしていたんですが、
お気づきの方は、いらっしゃいましたでしょうか?

…赤ん坊のことです。

正体は髪長姫。そう語りました。
しかしながら。
此処までの一連の回顧録に曰く、設定を明確に定めないまま、第八話まで至っております。

しかしねー。
第六話、婀娜花姫編の初っ端で、ミカドが赤ん坊についてこんな質問を残しております。

「♂か♀かこいつは?」

そして語り手はこう返しております。

「実はね、決めてないんです」

そしてマルタがこう続けました。

「とりあえず、(ここまでのNPCは)全員女の子やし、男の子にしたら?」

…いやー。
まあね。
うん。
そういうことです。

きっと髪長姫は赤ん坊へ戻るときに、性別転換というプロセスを踏んだのでしょう。
若しくはあれだ、あやかしになる前の髪長姫の前身であった蜘蛛は、オスだったんですよ。
ええ、もう、そういうことにしておきましょう。
そうしましょうそうしましょう。

以上、全部台無しの大暴露で、婀娜花姫編回顧録、終了!!

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